クリーニングコラム
>クリーニングと環境問題

 私たち人間はたくさんのものを作っては消費してきました。しかし近年、環境破壊資源の有限性が見直され、そんな大量生産、大量消費の時代は終わりを迎えようとしています。被服産業もその例外ではありません。「汚れたら捨てる」「汚れたら着なくなる」という考え方は考え直されるべきではないでしょうか。衣類も大切な資源なのですから。
 汚れて黄ばんでしまった服、しみがべったり付いてしまった服、いくら地球のためだからと言われても着るのはちょっと考え物ですね。しかし、その黄ばみ、そのしみ、
本当に取れないのでしょうか。オシャレを愛するあなただからこそ、服を、そして地球を大切に。そんな想いに私たちの技術が応えられたら幸いです。


ドライクリーニング

 ドライクリーニングは、水の代わりに
溶剤を使用する洗濯方法です。元々、ドライクリーニングにはフロンなどのオゾン層を破壊すると言われる物質が使われることがありました。しかし現在ではフロンなどは製造自体が禁止となっています。日本の目覚ましい工業発展の中で、かつてのクリーニング業界も環境破壊の一因となっていたのです。
 しかし現在では
最先端技術の元、地球環境に配慮した様々なシステムが開発されてきています。
 当社のドライクリーニングは
石油系溶剤を使用しています。安全性と汚れ落ちの双方から見て、優れた溶剤だからです。しかし原料の石油も限りある大切な資源なのです。そこで落とせない品質と大切な資源の双方を守るために、当社では石油系溶剤をリサイクルするシステムを導入しました。しかも不純物が残る「ろ過」ではなく、廃液から不純物を完全に取り除き100%新液にできる「蒸留」というシステムです。そのリサイクル率はなんと95%以上。廃液を完全な新液にすることで、清潔さや汚れ落ちなどの面の品質の保持と、地球資源への配慮を両立させています。


水の問題

 ご家庭でもクリーニング店でも洗濯をする時に必要不可欠なもの、それは「
」です。
 当社では、クリーニングの肝である水にもこだわっています。一般的に、洗濯ではある程度の量の洗剤や漂白剤、柔軟剤などを使用します。そして洗う段階、すすぎの段階、と
大量の水を必要とします。当社が導入しているトルマリンイオン水のシステムは、界面活性効果で洗剤や漂白剤の溶けが良く、少量で最大限に効果・洗浄力を発揮させることができる上、洗剤のキレが良いため、すすぎの回数も減らすことができます。つまり排水の減少水の節約排水中洗剤量の削減…という様々な利点があるのです。
 また、オゾン活性水は塩素に比べて人体にも環境にも優しいのに
殺菌効果が高いため、排出される汚水中の細菌も減少し、環境衛生上大きな効果が得られます。


 地球環境にちょっとした心遣い。しかし毎日の積み重ねはとても大きなものになります。私たちはお客様に代わってクリーニングをするとともに、
お客様の分まで地球環境を考えなければなりません。


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